エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
人間の存在を列で表現する衝撃作『列』。原点回帰を経た中村文則がみせる新境地(中村 文則,中条 省平)
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
人間の存在を列で表現する衝撃作『列』。原点回帰を経た中村文則がみせる新境地(中村 文則,中条 省平)
正体不明の列という不気味なシチュエーションを描きながら、現代社会の諸相をあぶり出す中村文則さんの... 正体不明の列という不気味なシチュエーションを描きながら、現代社会の諸相をあぶり出す中村文則さんの最新作『列』が刊行されました。『列』が暴き立てる人間の欲望とは。歴代作品の系譜における『列』の革新性とは。フランス文学者・中条省平さんが『列』の真価に迫るロング・インタビューを、群像2023年11月号より再編し、前編・中編・後編の3回に分けてお届けします。 『列』に見られる中村文則文学の大きな転換 中条 『列』をたいへん面白く読みました。あとがきに「人間の存在というものを、特徴的なシチュエーションそのものでも、表現するような小説」とはっきり書かれているように、『列』は中村さんの率直な意図が見事に具現化された作品です。 端的に言うと寓話のやり方であり、寓話はイソップの昔からありますが、現代文学の側から言うとカフカが挙げられるのではないか。そう思って読んでいたら、実際に『変身』への言及が出てきました