「強制連行は200人程」という誤認 - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ！

前の記事に頂いたブックマークをたどっていたら、雁屋哲の美味しんぼ日記 「嫌韓・嫌中について その４」という記事を見つけた。 ここでは雁屋氏に届いた、典型的な嫌韓からのものと思われる投書が紹介されていて、その中に「朝鮮人強制連行も分かっているのは200人程でほとんどが朝鮮からの出稼ぎです」という部分がある。 で、当然雁屋氏はこの点に対してもツッコミを入れ、「この人の書いてきた『200人程度で、ほとんどが朝鮮からのでかせぎです』と言うのは、一体何なのだろう」と嘆いておられるのだが、自分は「ああ、またか」という気持ちになった。 実際、2ちゃんねるやミクシィなどで朝鮮人強制連行の話になると、必ずと言って良い位この「強制連行された朝鮮人は200人くらいしかいなかった」という話が出てくるのだ。 この数字のソースというか根拠は、1959年7月13日の朝日新聞に掲載された、以下の記事と思われる。 大半、自

[haruhiwai18]

"現在の在日コリアンで…強制連行をルーツにする者は少数…しかし…強制連行がなかった…ことを意味しているのではない""1944年～1945年度に…朝鮮から日本本土に新規徴用された数は210975人"　→2008年記事。

[dj19]

「強制連行された朝鮮人は200人くらい」というデマについて。

[felis_azuri]

『この記事を読んで「強制連行された朝鮮人は245人しかいなかった」と勘違いしている人が多い』『しかし注意して読めば』『「戦時中の強制連行で日本に来た人の多くは帰国した」と言っているだけ』

[nagonagu]

そして「少」から「無」への距離は薄皮一枚。笑えない頭の悪さ。

[mujige]

こういうことがあるから、南京大虐殺もホロコーストも、犠牲者数の検証が難しくなるんだと思う。