英国伝統の森が消える？ 実は気候変動や害虫・病気対策（The Telegraph） - Yahoo!ニュース

【記者：Sarah Knapton】 英国の森が様変わりしつつある。森林の所有者らが昔ながらの木に代わって、外来種を植樹するようになっているからだ。その理由は、温暖化や害虫、病気への耐性をつけるためであることが英王立林業協会（RFS）の報告書で明らかになった。 RFSの報告書によると、協会に加盟する森林所有者らの半数が5年前に植えていた木に代わり、オーストラリアや米国に多いユーカリやセコイアを植えるようになってきている。その他に選ばれているのは、成長の早いセイヨウミザクラや少し知名度の落ちるコブカエデやシデ、ライムといった在来種、そして外来種だがなじみのあるヨーロッパグリやクルミなどだ。 こうした動きがみられる中、英国の伝統的な森が消えていくのではないかと懸念する声も上がっているが、専門家らは、新たに発生する問題の被害を食い止めるには、さまざまな種類の木を植えて多様性を持たせることが有益だ