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わしらはわりとレイチェル・カーソンの示した道を歩いとる。
レイチェル・カーソンをちゃんと読もうでの続き。予告通り、『沈黙の春』の最後の章「べつの道」を読ん... レイチェル・カーソンをちゃんと読もうでの続き。予告通り、『沈黙の春』の最後の章「べつの道」を読んでいくことにするが。その章では化学農薬大量使用に頼らない、新しい「生物学的」(新潮文庫版p323)防除方法を探っとる。それらが今現在の日本でどうなっとるか、順番に見ていくよ。 まずは「雄不妊化」による害虫の根絶(p324)。雄だけの不妊化とは違うけど、沖縄で行われたウリミバエの根絶計画を知っとる人も多いんと違うやろか(参照)。これは放射線を照射して生殖能力を喪失した個体を大量かつ継続的に放って、普通に生殖能力を持っとる虫どうしの交尾を減らして、しまいにおらんようにしてしまおうという荒業やが。最近は不妊化の方法として、遺伝子組換えを利用して、マラリアやテング熱を媒介するネッタイシマカを根絶しようとしとる。微妙に不妊化とは違うけどつい最近、ブラジルでの同様の事例が紹介されて話題になっとったな(参照)
2012/08/02 リンク