【高血圧】「酒やタバコ、漬物を控えたら数値も体調もみるみるよくなった」30年以上血圧を記録し続けた「奇跡の村」で発見された「真実」

【高血圧】「酒やタバコ、漬物を控えたら数値も体調もみるみるよくなった」30年以上血圧を記録し続けた「奇跡の村」で発見された「真実」 ■大迫研究の誕生 いまでこそ、多くの日本人が自分の血圧を気にしながら暮らしているが、かつてはそうではなかった。 「高血圧は健康によくない」という認識こそあったものの、エビデンス(科学的根拠)は乏しく、 「そもそも、血圧は下げるべきなのか」という点でさえ、医師たちの意見は割れていた。 ※略 東北は塩辛い食事が多く、脳卒中や心臓病での死亡率が高い。とくに大迫は、岩手県内でもきわめて脳卒中が多い地域として知られていた。 ※略 「そうした背景もあってか、住民のみなさんは研究に積極的に参加してくれました。ただし、当時はまだ『血圧は病院で測るもの』という考え方が当たり前でしたから、 地元の保健師さんに測り方を指導してもらい、集まったデータを私と永井先生で分析する分業体制を