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川端康成『みずうみ』 - インキュベ日記
みずうみ(新潮文庫) 作者:川端康成新潮社Amazon 昔の文豪は文章が巧い、文章力が高いというイメージが... みずうみ(新潮文庫) 作者:川端康成新潮社Amazon 昔の文豪は文章が巧い、文章力が高いというイメージがある。 けれどいざ読むと、当時と今で文体の捉え方も違うし、巧いかどうかは正直わからんなあ。 森鴎外のような擬古文に比べたらはるかに読みやすいが、内容的にも今時のポリコレ大好きな人が読んだら怒り出しそう。 冒頭から、34歳の男が、湯女(ゆな)にマッサージを受けているだけなのにかなり気持ちの悪い会話で湯女に(口説いているというわけでもないのだが)声がサイコーだねと猫撫で声でおだてている。 ja.wikipedia.org それだけなら「おっさんだね」で済むが、この男はお気に入りの女の後をつけないと気の済まない性癖で、自分の教え子の後をつけて家まで行った挙げ句、見つかったので「ほら、君のお父さんは水虫だろ、僕も水虫だからお父さんに良い薬を教えてほしくて来たんだ」と真っ赤な嘘を付き(ついでに言
2022/05/25 リンク