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岩井堂洞窟 - Wikipedia
岩井堂洞窟(いわいどうどうくつ)または岩井堂岩陰遺跡(いわいどういわかげいせき)は、秋田県湯沢市... 岩井堂洞窟(いわいどうどうくつ)または岩井堂岩陰遺跡(いわいどういわかげいせき)は、秋田県湯沢市上院内字岩井堂ほかに所在する縄文時代の岩陰遺跡である。国の史跡に指定されている。 岩井堂洞窟は、秋田県と山形県の県境、雄勝峠に向かう深く山間に入り込んだ沢地にあり、雄物川の最上流に合流する雄勝川右岸に立地している。標高は約190mで、遺跡は山尾根の裾部にあらわれた全長約80mの凝灰岩露頭にできた大小4箇所の洞窟(第1洞窟 - 第4洞窟)から成り立っており、高さ2m-8mの岩壁に向かって左から第1、第2、第4、第3の順にならぶ。いずれも縄文時代には住まいとして利用され、各洞窟内および前庭部には遺物包含層が形成されている。 1900年(明治33年)ころ、すでに第2洞窟から土器や石器の出土が知られていたが、遺跡として注目されたのは山下孫継ら地元の考古研究者が精力的な調査を行った1962年(昭和37年)