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過疎でもいい、俺はやっぱり田舎に帰る 島根県飯南町:成長から取り残された「故郷」が持つ吸引力 | JBpress (ジェイビープレス)
日本という場所に暮らす人にとって、生まれ育った場所としての「故郷」とはどのような意味を持つのだろ... 日本という場所に暮らす人にとって、生まれ育った場所としての「故郷」とはどのような意味を持つのだろうか。1950~60年代、地方に生きる多くの人たちが、仕事を求めて故郷を離れた。地方から都市への人口の流れはとどまるところを知らず、2010年の東京都の人口は1300万人を超えた。 果たして、故郷を離れた人たちが、置き去りにしてきた故郷を振り返る時が来るのだろうか。あるいは、そのまま都市部にとどまり続けるのだろうか。 島根県の中南部、広島県との県境に位置する小さな町「飯南町」に、1人の男性が暮らす。男性の名前は畑井一馬さん(83)。「お国のため」に、あるいは家族のために、人生のほとんどを故郷とは違う場所で過ごした。 東京オリンピックの前年、家族を養うために東京で出稼ぎを始め、その後は全国の橋梁建設現場を渡り歩き、40年近い歳月を日本の経済成長の最前線で生きた。彼が最後に選んだ場所は、自分が生まれ
2011/10/03 リンク