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井上靖『北の海』を読んで驚く - jun-jun1965の日記
『北の海』は、井上靖の自伝小説で、「しろばんば」「夏草冬濤」に続く、沼津の中学校を出て浪人してい... 『北の海』は、井上靖の自伝小説で、「しろばんば」「夏草冬濤」に続く、沼津の中学校を出て浪人していた半年の、柔道三昧の日々を描いている。翌年、四高の柔道部に入るよう誘われて金沢の四高を訪ねるのが表題の意味で、最後は神戸から両親のいる台湾へ向けての船に乗る。実に不思議な小説で、主人公つまり井上靖は「伊上洪作」なのだが、他の男たちはみな姓で「遠山」とか「木部」とか呼ばれているのに、洪作だけ「洪作」と呼ばれて特別扱いされている。さらに洪作を好きだというれい子もただ「れい子」と呼ばれている。 『暗夜行路』について紅野敏郎が「時任謙作一人まかり通る小説」と評したが、これはまったく「伊上洪作ひとりまかり通る」小説で、しかも『暗夜行路』は後半はフィクションだがこちらは自伝的小説だ。洪作は、呆れるほどに誰からも好かれる。中年者からも同年輩の青年でも、男でも女でも、洪作を本気で嫌っている者はいないし、いじめる
2024/06/23 リンク