リリック再考。 〜ハートにファイア！？〜 - Thoughts in the attic.

「Billy Joel/Storm Front」 英語に堪能ではないので、その世界を完全に理解できるっていうわけじゃないけど、ビリー・ジョエルという人の歌詞はすごく表現力豊かで、ニューヨークの街角に生きる人々の姿や、青春の甘酸っぱさみたいなモノが巧みに表現されているような気がする。 そして生活の一部を切り取る秀逸な歌詞がある反面、ベトナム戦争に題をとった「グッドナイト・サイゴン」や地方の工業都市の実情を描いた「アレンタウン」のような「社会派」の歌詞もある。 ８０年代の終わりにリリースされたアルバム「Storm Front」からの1stシングル「We Didn't Start The Fire」の歌詞は、キャッチーなメロディーに似つかわない「ゴリゴリ」の「社会派」な歌詞。しかしこれが少し「飛び道具」的な、若干反則気味の内容。 ビリー自身が生まれた1948年以降の２０世紀に起きた様々な事件や人