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「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ 60年目のユ・ウ・ウ・ツ篇」 第四十一回 まずは、さよならキング・クリムゾン。 文・市川哲史
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第四十一回: まずは、さよならキング・クリムゾン。 昨年末のキング・クリムゾン《MUSIC IS OUR FRIEND... 第四十一回: まずは、さよならキング・クリムゾン。 昨年末のキング・クリムゾン《MUSIC IS OUR FRIEND》来日公演は、実際に目撃するまでいまいち乗り切れない私だった。直前の北米ツアー公演の複数音源を聴くかぎり、なんか「置きにいってる」感じが物足りなかったのだ。 2013年の起動以来の、三人太鼓システム導入&メルコリ復帰による〈オール・タイム・クリムゾンの実現〉路線は、やはり画期的だった。懐メロ大会とは思えない攻めの姿勢が、やはりフリップ卿らしかったからだ。特に毎年毎年守備範囲が確実に拡がり続けたセトリに、その姿勢が象徴されていたように思う。 クリムゾン楽団としてのライヴ初披露曲を、時系列で追ってみる。収録オリジナル・アルバムごとに「▶」でマーキング。()内は楽団制以降の「新曲」。 ■2014 21馬鹿 ▶レターズ/船乗りの話▶太陽と戦慄パートⅠ&Ⅱ ▶スターレス/再び赤い悪夢