エントリーの編集
![loading...](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/common/loading@2x.gif)
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
5-2 取調室(2) - The moon where the Grim Reaper lives.(汀) - カクヨム
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
![アプリのスクリーンショット](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/entry/app-screenshot.png)
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
5-2 取調室(2) - The moon where the Grim Reaper lives.(汀) - カクヨム
はぁ、っと--。 吐いた小さな呼吸音。 そんな小さな小さな音でさえ、池井の耳は過敏に拾う。 斉藤の呼... はぁ、っと--。 吐いた小さな呼吸音。 そんな小さな小さな音でさえ、池井の耳は過敏に拾う。 斉藤の呼吸が浅い。 池井はその聴覚と肌に触れる振動で感じとっていた。 「大丈夫だ、斉藤。心配するな。俺が補助者ではいる。お前に違和感があったら、すぐ交替する。いいな」 気休めでしかないことはわかっていた。 わかっていたが。 緊張を押し殺す斉藤には、直に伝えなければならない言葉だと池井は強く思った。 薄暗いF県警察本部の廊下を並んで歩く斉藤の肩が。 まさか、こんなにも池井にはとても小さく、心許なく見えるとは。 こんな時、最近顕著すぎる栗山の空気の読めない明るさが必要なんじゃないだろうか、とか。 そんなことを頭の隅で思いながら、池井はそっと、斉藤の肩に手を置いた。 触れた手のひら。 思った以上に華奢な肩から、斉藤の不安が一気に流れ込んでくるようだった。 「はい。了解です」 流れ込んできた負の気配とは裏腹