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臙脂(エンジ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
〘 名詞 〙① べに。紅色の染料。[初出の実例]「占二魏柳於黛一、点二燕脂於脣一」(出典:本朝文粋(1060... 〘 名詞 〙① べに。紅色の染料。[初出の実例]「占二魏柳於黛一、点二燕脂於脣一」(出典:本朝文粋(1060頃)一・男女婚姻賦〈大江朝綱〉)[その他の文献]〔海録砕事‐衣冠服用・釵珥〕② ( 「生臙脂(しょうえんじ)」の略 ) 中国渡来の鮮やかな赤の染料。綿に染めてかわかしてある。〔日葡辞書(1603‐04)〕③ 絵の具の一種。紫と赤とを混ぜたもの。〔十巻本和名抄(934頃)〕④ 「えんじいろ(臙脂色)」の略。[初出の実例]「外海の色は〈略〉瑠璃や臙脂(エンジ)の瑩石彩を溶き流して」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春) 紅色の染料,また紅(べに)などをもいう。燕支,燕脂,胭支,焉支など同音の表記がある。16世紀,中国明代の本草学者である李自珍によれば,臙脂には4種あるというが,主要なのは紅藍花および紫鉱よりとれる顔料としての臙脂である。紅藍花(紅花,黄藍ともいう)は日本でいうクレ