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溜めの極意。「いないいないばあ」松谷みよ子 著、瀬川康男 絵 - まず米、そして野菜
ロングセラーの「生まれて初めて読むのに最適な絵本」だ。初版はなんと1967年。でも、私は小さい頃に読... ロングセラーの「生まれて初めて読むのに最適な絵本」だ。初版はなんと1967年。でも、私は小さい頃に読んだ記憶がない。絶対読んでもらったはずなのにな。 初版からこんなに渋い色合いだったのだろうか。熊も猫も狐も、雑貨屋の棚の奥にあるアンティークのぬいぐるみみたいだ。 見開きをまるまる使って、「いないいない……」と顔を隠した動物が描かれている。ページをめくると、これまたまるまる見開きで、「ばあ」。おおらかだ。読み手が一緒に「いないいない」と顔を隠せる余裕がある。たっぷりためてから、ページを勢いよくめくって「ばあ」とするのが面白い。動物たちは思いきった「ばあ」の顔をしていて、目と口がギュワーと開かれている。真似しようとすると私の顔の皮はピシピシ引きつれてしまう。動物すごい。それにしても、顔を隠すだけの遊びがどうしてこんなに楽しいんだろうなあ。 最近のコハシは先を急いで、無理矢理ページをめくってしま
2016/09/14 リンク