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穀雨の加持ヶ峰遊山 芽吹 - 猿板
「あれ アケボノでね!」 龍王の滝の頭近くに アケボノツツジが咲いていた。 ここにもおったがやぁ。 ◆... 「あれ アケボノでね!」 龍王の滝の頭近くに アケボノツツジが咲いていた。 ここにもおったがやぁ。 ◆滝頭に上がる 「ミソサザイが付いてくる」 山道は深山の地形を成す 巨大な大岩右岸の岩盤を登り 龍王の滝頭に上がった。 深山の滝頭には上部二段の 滝が流れ込む大きな釜があり 四季折々の風景を観察している。 苔が青々してきたな。 ◆若い森のこと 「囀りが賑やかになった」 山道は佐賀山谷川を渡り 永く先人が関わった森に入る。 渡りも帰ってきたようだ。 「見て見て! 山桜が散りゆうで」 咲くらは散り際 特に山桜は残る葉も美しい。 この大岩が止めた土砂が堆積した 山中の広い傾斜地で里人たちは 暮らしのために薪や炭に利用した 木々は低く一斉に芽吹きが始まる。 「こんな新緑は他にないね」 その中で高木になった桜には 僕は先人の心を感じている。 ここは先人の残してくれた宝だよ。 ◆信仰のこと 山道は石門の
2024/04/28 リンク