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山は博物館:登山史に埋もれた北アルプス横断 資産家、幻の山行 | 毎日新聞
伊藤孝一氏が登った立山。手前側に歩いてきた。下は黒部湖で、登山時にはなかった=針ノ木岳山頂で2018... 伊藤孝一氏が登った立山。手前側に歩いてきた。下は黒部湖で、登山時にはなかった=針ノ木岳山頂で2018年7月15日午前8時56分、去石信一撮影 積雪期の北アルプスに挑戦する登山者が出始めたばかりの大正時代後期。名古屋市の資産家、伊藤孝一氏(1892~1954年)が2冬だけ登山界に現れ、富山県から長野県へ2回横断すると、あっさり消えた。画期的な山行だが、登山史では長らく相応に取り上げられなかった。安全と快適を求める「金に飽かした大名登山」「同時期に遭難死した有名登山家に山岳界“権威”が気を使った」が理由と言われてきた。
2022/01/05 リンク