献花の行列、反対のデモ行進 安倍氏国葬、当日まで国論を二分 | 毎日新聞

安倍晋三元首相の国葬会場近くに設置された献花台に向かう人々＝東京都千代田区で2022年9月27日午後5時51分、和田大典撮影 国を挙げて厳かに悼むはずの儀式は、当日まで賛否が分かれる中での異例の開催となった。27日にあった安倍晋三元首相の国葬。一般献花の長い列は夜になっても途切れず、数時間並んで手を合わせる人も多くいた。一方、式のさなかにも国会前や全国で反対の声が上がった。「もっと民意を聞き、葬儀の仕方を考えられたのでは」「世間の理解を得られない中での開催は残念」と落胆の声も聞かれた。 午前9時半。国葬会場の日本武道館（東京都千代田区）に近い九段坂公園には早朝から多くの人が集まったため、予定より30分早く献花が始まった。歩道では多くの警察官が警戒に当たり、通行止めとなった車道には警察車両が並んだ。 午前中に訪れた小平市の会社経営、田中朝子さん（74）は「敵も多かったが、国を守る法整備などこ

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「内閣府によると午後6時時点の献花者は約2万3000人。列は一時、3キロ以上に及んだ」。献花台の数が少ないと列は長くなる、というだけのこと。2万3千人はむしろ少ない。狙撃直後の記帳者の総数と比較すれば明白だろう。