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「キャラクター小説」というイノベーション|京極夏彦と森博嗣|仲俣暁生|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
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「キャラクター小説」というイノベーション|京極夏彦と森博嗣|仲俣暁生|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
ある作家の登場以前と以後とで、小説のあり方が完全に塗り替えられてしまうような出来事は、そうそう何... ある作家の登場以前と以後とで、小説のあり方が完全に塗り替えられてしまうような出来事は、そうそう何度も起きるものではない。いかに素晴らしい新人でも、先行する作家や作品の延長線上に位置づけられることのほうが多いからだ。 だが平成6年に登場した一人の新人小説家に関しては、そのような先行例を見出すことが難しい。京極夏彦のことである。 そのデビュー作『姑獲鳥の夏』を書いたとき、京極夏彦は現役のデザイナーだった。しかもこの作品は新人賞に応募されたのではなく、いわゆる「持ち込み」(編集部への一方的な投稿)だった。通常そのような「持ち込み」原稿は、いったん既存の新人賞の審査にまわされることが多い。京極の作品を受け取った講談社には、昭和30年に創設された伝統あるミステリ賞として江戸川乱歩賞がある(前年は連載第3回で紹介した桐野夏生の『顔に降りかかる雨』が受賞)。京極の作品もこの選考にかけられておかしくなかっ