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syrup16g、まっすぐに音楽を届けた『Kranke』リリースツアーファイナル
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syrup16g、まっすぐに音楽を届けた『Kranke』リリースツアーファイナル
今、syrup16gは7年前の解散時より、ただまっすぐに音楽を届けるプロフェッショナリズムとアーティステ... 今、syrup16gは7年前の解散時より、ただまっすぐに音楽を届けるプロフェッショナリズムとアーティスティックな部分のバランスが良いのではないだろうか。 全国5ヶ所6公演の発表に続いてリリースしたニューEP『Kranke』が、復活作『Hurt』からわずか9ヶ月という早いスパンでリリースされたことが、バンドの、そして何より五十嵐隆(G/vo)の現状を物語っている。従来からのファンに加え、彼らが不在のあいだに“伝説”として後追いしてきた若いファンもかなり多い。 静かな緊張に包まれたホールに新作収録の初めてのアプローチであるインタールード(インスト)「songline」が流れるとともに暗転し、緞帳が開くと強烈なブルーのバックライトに浮かぶメンバーの姿が。可視化されたトライアングルが強力な存在感を既に放っている。1曲目はアルバム同様、ドラマ性のある展開に一気に引き込まれる「冷たい掌」。五十嵐の声も