いがらしみきお、早川千絵、深田晃司らが井口奈己監督作「左手に気をつけろ」絶賛（コメントあり）

本作の舞台は、左利きを媒介するウイルスが蔓延し、こども警察による厳しい取り締まりが行われている世界。行方不明になった姉を探す主人公・神戸りんは“運命の人”と出会い、世界を変えようと奔走する。キャストには名古屋愛、北口美愛、松本桂が名を連ねた。井口の根源的作品とされる短編「だれかが歌ってる」も併映される。 「左手に気をつけろ」をいち早く鑑賞したマンガ家のいがらしみきおは「コロナに対してのアンサー映画を世界中で誰が撮るのかと思っていたら、井口奈己監督がこれほどストレートでやさしくパワフルなものを見せてくれるとは」と絶賛。映画監督の早川千絵は「映像と音のリズムがひたすら心地よく、不意に現れたユートピアはなんとも不思議で美しかった」、深田晃司は「ロードムービーに大仰な距離はいらない、いくつかの写真と景色と素敵な横移動があればそれでいい、と高らかに教えてくれる。そして、映画史への数々の引用符を吹き飛