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魔導具師ダリヤはうつむかない - 387.兄の迎えと報告
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魔導具師ダリヤはうつむかない - 387.兄の迎えと報告
三課の塔を出ると、すでにあたりは暗かった。 馬車の通る道へ出ると、見覚えのある一台が止まっていた。... 三課の塔を出ると、すでにあたりは暗かった。 馬車の通る道へ出ると、見覚えのある一台が止まっていた。 降りてきたヨナスは、自分達を見ると扉を開けたままにする。 「工房の方で急な打ち合わせが入りましたので、お迎えに上がりました」 打ち合わせのため、わざわざ迎えにきてくれたらしい。 ヨナスは『工房』と言ったので、武具部門ではなく、魔導具部門だろう。 スライム関連製品で何かあったか、それとも魔鳩の餌だろうか――ダリヤは心配を押さえつつ、歩みを早めた。 ヴォルフ、ダリヤ、最後にヨナスが乗り込み、扉を閉める。 内鍵をかけるカチャリという音が、妙に響いた。 「お帰り、ヴォルフ、ダリヤ先生」 馬車の中、向かいの席にグイードが座っていた。 本日の仕事が忙しかったのか、その顔に少し疲れが感じられる。 それでも、自分達を見るといつものように微笑んでくれた。 「兄上、工房で何か問題が?」 「すまないね。一緒に帰り