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SEGAの新作スマホRPGシン・クロニクルをプレイした日記(執筆:pato)
水墨画で描いたかのような灰色の雲が重苦しく空を覆い、辺りの湿気が徐々に増してきて、すぐにでも激し... 水墨画で描いたかのような灰色の雲が重苦しく空を覆い、辺りの湿気が徐々に増してきて、すぐにでも激しい雨がやって来そうな気配が漂っていた。 古びた木製のベンチが2つ、アスファルトの上に並べられている。その置き方は無造作だ。軒から突き出した骨組みに黄土色のシートが被せられ、ベンチを覆うように広がっていた。その簡易的な屋根がなんとも心許なく思えた。 「雨かな、雪かな」 向かい側のベンチに座る中年男性は独り言のようなトーンで呟いている。二人っきりの場面で突如として独り言を喋られるとまあまあ怖い。それでも気にしない素振りでスマホの画面を凝視した。 「雨かな、雪かな?」 男はさらに独り言を続ける。今度は語尾を上げて呟いていた。おそらく「この空模様は何かが降るのだろう、雨かな、もしかしたら雪かな」ということが言いたいのだろう。本格的な冬のピークは越えたものの、まだまだ朝晩が冷え込む季節だ。けれども、さすが
2022/04/06 リンク