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近大のチョウザメ研究で「メスしか生まない“超メス”」の存在が証明される キャビア養殖の効率化へ
近畿大学水産研究所新宮実験場によるチョウザメの研究で、「メスのみを生む“超メス”」の存在が証明され... 近畿大学水産研究所新宮実験場によるチョウザメの研究で、「メスのみを生む“超メス”」の存在が証明されました。メスしか生まないということは、ゆくゆくはキャビアがいっぱいできる……!? 新宮実験場で飼育研究しているコチョウザメ 赤文字で「WW」と併記されている稚魚が超メス。雌性を決定するW染色体だけを持つ チョウザメは生殖腺が発達するまで、外見からはメスとオスを判別できません。ゆえにキャビアの養殖では、性別が分かるまでの数年間はオスもまとめて飼育するしかありませんでした。この効率の悪さを解決すべく、新宮実験場は稚魚のエラ粘液によるメスとオスの判別や、オスからメスへの性転換といった研究に取り組んできました(関連記事)。 チョウザメの性を決定する染色体はZとWで表現されています。これまではZ染色体だけを持つオス(ZZ)と、両方を持つメス(ZW)が存在すると考えられており、複数の実例で証明されてきまし
2022/10/06 リンク