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吹奏楽の常識非常識|鷲見精一
今年も吹奏楽コンクールが始まり、全国に指導に出かけていますが、相変わらずコントラバスについては不... 今年も吹奏楽コンクールが始まり、全国に指導に出かけていますが、相変わらずコントラバスについては不思議な、奇妙な常識が蔓延っています。 《楽器を客席に向けろ》 未だにこれを言う指導者が多いんです。 どういうことかと言うと、「普通」コントラバスは指揮者に正対して楽器を構えて演奏しますが、吹奏楽部では稀に、楽器を客席に向け、首だけを指揮者に向けて苦しそうに演奏する姿を見かけるのです。野球の左打者が打席で構えているような姿勢というと伝わりやすいでしょうか。当然、首だけが指揮者の方を向いて苦しそうになりますし、G線(一番高い音が出る弦)は右手から遠く離れることになるので、非常に演奏し辛い体勢という事になります。 以前、ある顧問の先生やコーチに聞いたら「コントラバスの音が聴こえにくいと思って」「コントラバスも楽器の正面から音が出ていると思った」「吹奏楽コンクールの強豪校がやっているから」「管楽器が前を
2021/05/14 リンク