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"Refocus": CYNIC が破壊したヘヴィ・メタルのルールと部族主義|夏目進平
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"Refocus": CYNIC が破壊したヘヴィ・メタルのルールと部族主義|夏目進平
1993年、アメリカのメタル世界は、暗中模索という言葉がぴったりの状況でした。グランジ・ブームという... 1993年、アメリカのメタル世界は、暗中模索という言葉がぴったりの状況でした。グランジ・ブームという核爆弾と、METALLICA が "Black Album" でスラッシュを排除した後、このジャンルは次のビッグサウンドを求めて躍起になっていたのです。当時、新進気鋭のヒーローは、グルーヴ・メタルの PANTERA から、ファンキーでエクレクティックな FAITH NO MORE までさまざま。ただ、フロリダのデスメタルの下層には、確実に独自のアイデンティティーのようなものがあったのです。 (Guitar誌の記事を元に翻訳、編集した記事) 1990年代初頭、OBITUARY, DEICIDE, DEATH といったタンパベイの新興バンドは、いずれも商業的なピークを迎えていました。彼らのブラスト・ビート、唸り声、トレモロ・ピッキングは、重さと速さを信仰する新たな層に、過剰なまでにアピールしてい