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[書評][栞]「ダンジョン飯」異質なものへの愛。新たな価値を見出す先に|栞とちびすけ
モンスターはどんな味をしているんだろう? という素朴な疑問に真っ向から挑む怪作が、ショートショート... モンスターはどんな味をしているんだろう? という素朴な疑問に真っ向から挑む怪作が、ショートショートとファンタジーの魔術師、新進気鋭の作家 九井諒子さん が放つ初の長編連載作品 「ダンジョン飯」である。 ダンジョン飯第1巻 (著:九井諒子 エンターブレイン刊) 地下迷宮の奥深く、剣士ライオスとその仲間たちは巨大なドラゴンに苦戦していた。あわや全滅というところで、ライオスの妹ファリンの魔法で脱出するも、ドラゴンに食べられてしまったファリンは地下に取り残されてしまった! 装備以外のすべてを失った一行、食糧をそろえるお金はなく、装備の質も落とせない。しかし、一刻も早く妹を(完全に消化されてしまう前に)助け出さなければならない。そこでライオスは仲間に提案したのだった・・・・ 「食糧は迷宮内で自給自足する」 出現するモンスターを倒し、食し、ダンジョンの奥へと進む冒険者を描いた作品だ。全編を通してしっか
2015/03/02 リンク