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抽象化と具体化を繰り返して|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi
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抽象化と具体化を繰り返して|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi
話を聞いたり、物事を見たりして、集めた情報からなんらかの共通点を抜きとって、その傾向を一般化する... 話を聞いたり、物事を見たりして、集めた情報からなんらかの共通点を抜きとって、その傾向を一般化する。 ようするに、抽象化する思考の働きなんだけど、これがあんまり得意じゃなかったり、やらなかったりする人が時々いる。 でも、抽象化を頭のなかでそれなりの頻度で日々やらないと、物事の理解ってなかなか進まないし、いろんな発想をするのにもきっかけがつかめなくて苦労するはずだ。 自分で自分が何の仕事をすればよいかを見つけられなくて、前にやったことがある仕事以外は、仕事の形を決めて用意してもらわないと、仕事ができない。 そして、自分で抽象化して、ああこれはこういうことなんだなというのがつかめないから、外から定義してほしくなる。 抽象化することができるかどうかってほんと大事なことだ。 抽象化なしだと個別対応なんて面倒なことになる抽象化をしないということは、極端な話、個々の事象にいちいちひとつひとつ向き合うだけ