心配ごとができたとき〜人生というカードゲーム｜佐久間裕美子

今週の前半、同居人に、友人Sからコロナ陽性の連絡があった。その数日前に、車に同乗したという。マスクはしていたし、窓も開けていた。とはいえ、３時間以上、同じクルマに乗っていた。 Sは、ここから北に２時間ほど行ったところに家を持っていて、ニューヨーク・シティと往復しながら、友人たちの助けを借りて改装を進めている。友達とはいえお金はもらえるし、自分のタイミングで行けばいい楽な仕事なので、同居人は、時間があるときにちょくちょくそちらに行っており、私も2度に１度は同行していたのだが、パンデミックのさなかなわりには、人の出入りが多く、最近、ちょっと心配していた矢先のことだった。