マーニーとは誰だったのか？ 『思い出のマーニー』の考察 - noumos blog

はじめに スタジオジブリ『仮ぐらしのアリエッティ』で初監督を務めた米林宏昌監督の最新作『思い出のマーニー』が公開された。この記事ではこの映画の内容を主にビジュアル面から読み解いたあと、それを踏まえつつマーニーの存在について考えていくことにする。 『思い出のマーニー』の特徴は何と言ってもメインキャラクターの二人が女の子という点にある。彼女たちの人間模様はどことなく物憂げな雰囲気をまとっており、主人公杏奈の成長はヒロインのマーニーとの間で取り交わされる物静かなやりとりを通して描かれる。これまでのジブリのような壮大なスペクタクルはなく、それはたとえるなら少年漫画と少女漫画くらいの差があるように思える。 ジブリっぽいけどなんかちがう とはいえ、『思い出のマーニー』にはこれまでのジブリを意識したであろうシーンが随所にちりばめられているようにも見える。杏奈が体験する出来事は、なんとなくジブリっぽいとこ

[hisatsugu79]

マーニー＝宮崎駿説は面白い見立てだった。鋭い考察。