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日本の司令塔候補・大島僚太に聞く。磨いた技術は「柔」、心の中は「剛」。(二宮寿朗)
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日本の司令塔候補・大島僚太に聞く。磨いた技術は「柔」、心の中は「剛」。(二宮寿朗)
柔よく剛を制す。 大島僚太が好きな言葉である。中学、高校時代に「プロでやっていくためには、これしか... 柔よく剛を制す。 大島僚太が好きな言葉である。中学、高校時代に「プロでやっていくためには、これしかない」と胸に刻んだ原材料。 身長168cmと小柄な体を活かして攻撃ではスルスルと相手をくぐり抜け、守備では相手のボールをかすめ取る。淡々と、飄々とやってのける。 真摯に取り組んできたこだわりの「柔」が、成長のサイクルを加速させてきた。 年間順位で首位を走る川崎フロンターレでチームの中核を担い、8月のリオ五輪ではグループリーグ突破はできなかったものの、全7得点中3つのアシストをマークするなど株をさらに上げた。ヴァイッド・ハリルホジッチが先のUAE戦でいきなり先発起用に踏み切ったのも、それに値するだけの信頼があったからにほかならない。A代表デビュー戦が、重圧のしかかる最終予選の初戦。結果的に2失点に絡み、敗れた悔しさとほろ苦さが残ったとはいえ、堂々とタクトをふるおうとした姿にはむしろ希望と期待を感