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ダイナマイトは羊羹の味?
新潮社刊行の「床山と横綱」 著者 小林照幸という本を読みました。 こんなことが書いてありました。 ... 新潮社刊行の「床山と横綱」 著者 小林照幸という本を読みました。 こんなことが書いてありました。 戦時中、満州に行った。 ひもじい毎日が続いていた。 ある日、戦友が「羊羹でも食べようじゃないか、俺について来い」と仲間を誘ったので数人で彼についていった。 行った先は爆薬庫だった。 仲間は 「なるほど、将校連中はこんなところに甘いものを隠すんだな。なかなかの盲点だ」 などと感心していたが、彼が取り出したのはダイナマイトだった。 「ダイナマイトは食えるんだ。先輩に教えてもらったのさ」 といって、包み紙をはがし、中身をナイフで輪切りにして差し出した。 恐る恐る食べてみると確かに甘い味がする。 彼曰く、「食いすぎると胸焼けがするけどな」 みんなで一本食べてしまった。おいしいのでもう一本食べてしまった。 数日後、確かに胸やけが襲ってきたが、おいしいのでそれから毎日みんなでダイナマイトを食べていた。 ダ