野ブタ。をプロデュース第8話 - diaria soliloquia

日本テレビ土曜ドラマ「野ブタ。をプロデュース」。プロデューサー河野英裕。白岩玄原作。木皿泉脚本。池頼広音楽。北川敬一演出。亀梨和也＆山下智久主演。堀北真希助演。PRODUCE-8（第八話）。 以下に長文の感想を書くが、本当は一言だけで充分なのだ。「泣いた！」と。でも書いておこう。 物語の主人公、桐谷修二（亀梨和也）の、学園のアイドルの座からの転落。仕組まれた事態でもあったが、それ以上に彼自身の心の変容が引き寄せた事態でもあったことを見逃してはならない。その意味で云えば、従来このドラマ作品をめぐるインターネット上の論議で盛んだった犯人探し問題は実は本質的ではないのだと思う。 始まりは偶然の不運にあった。街中で暴行事件に巻き込まれた際、彼は喧嘩を止めようとしていたに過ぎないのに警察官に誤解され、暴力を振るった張本人であるかのように扱われてしまった。本当のことを語っていても必ずしも信用してはもら