ホッブズ『リヴァイアサン』を３分間で説明する

ホッブズは『リヴァイアサン』という本の中で、国家（やその権力や社会秩序）がどこから生まれるかという謎にひとつの答えを出した。 それも「神様のような人間以上のものがうまく設計したのだ」というご都合主義ではないやり方でだ。 原子論が「自然は運動する原子の集まりだ」と考えるように、ホッブスは社会を人間のあつまりだと考えた。 そして人間の性質からはじめて、人間の集まりで何が起こるか、人間と人間が関わりあうことから何が生まれるかを考えた。 どんな人間にもあてはまる性質は、「死にたくない」という欲望と、「おれが、おれの方が」という欲望を持っていることだ。 「おれが、おれの方が」という欲望は、死ぬまで無くならない。 だから、このままだと、いろんなものを取り合って、人間は死ぬまで争い、どんどん死んでいくことになるだろう。 だが人間には「死にたくない」という欲もあり、そして多少はものがわかる能力もある。 こ

[heis101]

「このリクツでいけば誰もが〈代理人〉を通して、全員を支配するという欲望を満たすことになる。だが実際は、全員が支配されている。国家とその権力とは、こうしたヘンテコな契約によって成立する。」

[minesweeper96]

割と分かりやすい説明／初めてリヴァイアサン知ったときはなんて厨二病なネーミングなんだホッブズ、と思ったな

[ttrr]

面白いですね。

[u4k]

こうして怪物、リヴァイアサンは生まれたと_φ(･_･

[abu1500]

その「人間の性質」が一筋縄ではいかないところで、観念や社会を超えてゼネラルに考えないと間違う。→「重要なのは、人間の性質を前提条件にして、国家がどうやって成立するか、そのメカニズムを考えたところだ」

[mcgomez]

権力のナッシュ均衡に人を追い込む見えない圧力をリヴァイアサンという架空の怪物に見立てた_φ(･_･

[wangshot1155]

はてなブックマークでよく見かける「国家権力は悪であり、悪である国家権力に敵対する行為は全て正当化される」っていう意見をはく人に感想を聞いてみたい。

[namawakari]

次はヒュームあたりをお願いしたい。