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天照大神は、本当は「男神」だった?…天皇家の最高神をすり替えた『日本書記』
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天照大神は、本当は「男神」だった?…天皇家の最高神をすり替えた『日本書記』
天皇家の最高神。天照大神は女神ではなく、もともとは男神であった。なぜすり替えが起きたのか? それ... 天皇家の最高神。天照大神は女神ではなく、もともとは男神であった。なぜすり替えが起きたのか? それは、時の権力者にとって、天照大神を女神に仕立てあげなければならない理由があったからだ。いったい誰が、何のために!? ※本稿は、関裕二著『こんなに面白かった 古代史「謎解き」入門』(PHP文庫)を一部抜粋・編集したものです。 天照大神は女神か? 『日本書紀』は伊勢の天照大神を「太陽神で女神」と言っているが、最初この神は、「大日孁貴(おおひるめのむち)」の名で『日本書紀』神話に登場していた(是に共に日の神を生みたまふ。大日孁貴と号す)。大日孁を分解すると、「大日巫女(おおひみこ)」となり、太陽神を祀る巫女の意味となる。 このあと、大日孁貴は、天照大神の名に変わる。一般的に、祀る巫女が祀られる神に昇華したのだと説明されるが、太陽は「陽」で、本来男性がふさわしい。伊勢内宮の神も、本当は男性なのではあるま