「告白」の嘘（ネタばれ注意）: 北品川藤クリニック院長のブログ

こんにちは。 六号通り診療所の石原です。 今日は胃カメラの日なので、 カルテの整理をして、 それから今PCに向かっています。 それでは今日の話題です。 昨年発売された「告白」という小説があって、 ベストセラーになっています。 お読みになった方も、 多分いらっしゃるかと思います。 少年犯罪と学校との関係などを、 ややどぎついタッチで描いた小説ですが、 「本屋大賞」に選ばれるなど、 本好きの評価も高い作品とされています。 その中にHIVの話が登場します。 その内容に100パーセントの嘘はないのですが、 以前取り上げたドラマの「ヴォイス」と同じように、 医学的知識なく内容を読むと、 HIVに対するかなり誤った認識に、 繋がりかねない部分があると僕は思います。 そこで、今日はちょっとその点について、 僕なりの検証をしてみたいと思います。 重箱の隅を突くようなことばかりしているように思われると、 本

[FTTH]

バカミスというカテゴリの存在のおかげ（せい）で、ミステリ読者のこの手の倫理のラインは緩くなりがちではある。

[kei_mi]

ブログ主も言及してるけど映画はだいぶ変えてあるよ http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2010-06-18

[angmar]

まあ映画化なんかしたらこういう騒ぎになるの目に見えてるだろうなと思っていた通りの展開になりつつある／作中のHIVの扱いについては科学的正しさ以外の面で論ずる余地があると考えているけど読んでない人多そうだし

[Mash]

映画版と大分ニュアンスが違うな／こんな事で感染するはず無いし、進行は抑えれる病となっていた

[K416]

「現実の病気の名前を出しながら、それを「悪を為す道具」のように扱う」のは、確かに病者への差別助長につながるわな。／「そういう認識が世にはある」ってことを（フォロー込みで）示すのならまだ分かるけど。

[aozora21]

映画の断片的な予告編では人間の浅はかさを描いてるんだろうと想像していたんだけど、主人公もその一人であった、ということなんだろうか…狂言回しは不在なのかしらとかむしろ興味関心が。

[ekken]

物語の構成上、医学的知識の間違いとストーリーの出来・不出来には相関関係がないと思うんだがなー。登場人物の無知＝作者の無知というわけでもないだろうに

[umeten]

＞HIVに対する歪んだ知識を元にした、ベストセラーの話　　　ケータイ小説と同じニオイがするなあ。本屋大賞ってフィルターを通してもこの手の「HIV差別ファンタジー」がよしとされるのか・・・

[hituzinosanpo]

なんという だめな小説／映画。

[false_alarm]

知識については、原作にも最低限のフォローはあった記憶があるんだけど。まぁそれでもこの批判は成り立つ。

[ChieOsanai]

原作未読。映画版では若干手直しされてたが、この AIDS 描写の差別性は本質的には変わりなかった。

[antipop]

母子感染の経路については知らなかったので勉強になりました。

[fk_2000]

検査の順序が違えばうんぬんと主人公が言っているので当事者でさえ正しく認識した行動にならない状況や2名の生徒の反応の違いからみても反応は多様になるのだから小説としては現実離れしててOKだと思う。映画は補正済

[chaiz]

本屋大賞にも選ばれるような作品なのに、実は無神経な嘘で構成されているという話

[jarinosuke0808]

この作品は「間違った認識」があのような事態を引き起こしてしまう、というメタ的な指摘になっているとも感じた。教師はHIV、生徒は少年法過信、生徒母親は過保護などなど

[ROYGB]

２００９年のエントリー。

[toshi20]

映画では感染しないことを承知の上でやったことになってたような。

[krurun]

母子感染はそういうことだったのか知らんかった

[k-noto3]

すっきりした、不審点がね。

[kenjiro_n]

元々見に行くつもりはなかったが、むしろこのネタばれで安心して行かずに済みそう。