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北上夜曲2 - せんと♨︎ガール
富士見湯日記 *1 より。 「いやー、普段から歌い慣れてる人の歌い方だよ」 歌い終わっておじぎをし、舞... 富士見湯日記 *1 より。 「いやー、普段から歌い慣れてる人の歌い方だよ」 歌い終わっておじぎをし、舞台から降りると、田中さんがほめてくれた。 「もっと歌ってよ。良い声してるよ」 「そ、そうですか?」 おだてられて、いよいよ調子に乗ってきた。 他にお客さんが来ないのをいいことに、1、2時間、田中さんと交代で歌い合い、ひとしきり二人で楽しんだ。自分でも予想だにしなかった出来事である。 夜10時近くになって田中さんは、「おお、もうこんな時間か」と言って、上着をはおった。 「北上夜曲、覚えとけよ。」と言い、帰り際「ほれ」、と千円札を握らされた。 そして、じゃあまた、桜の花びらが散る頃にな。と田中さんは言い残し、手をひらひらさせて、階段を下っていった。 消える田中さんの背中を見届け、ふうと一息ついた。 わたしは、カラオケカードの裏に「北上夜曲」とメモをして、エプロンのポケットに入れた。 食器や空き
2014/08/24 リンク