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高齢者を食い物にする「外貨建て保険」に潜むワナ
さらに言えば、顧客が本来受け取れる利益を回転売買によって損なっている側面もある。なぜなら貯蓄性(... さらに言えば、顧客が本来受け取れる利益を回転売買によって損なっている側面もある。なぜなら貯蓄性(投資性)保険商品は、短期間で解約すると「解約控除」というペナルティーがあるからだ。 10年未満での解約には解約控除を設定しているケースがほとんどで、4年未満で解約すると、保険料の4〜8%程度を差し引かれてしまう。その分、受け取れる解約返戻金が減ってしまうわけだ。 「ターゲット型ではない外貨建て商品を新たに開発して、供給してくれないか」 そうした要望が地銀から生命保険会社に相次いでいる。金融庁が外貨建て保険をめぐる一連の問題点を取り上げ、注意喚起する文書を出した今年4月以降のことだ。 見直すべきは販売方法 だが、ターゲット型であっても、目標値を設定しないという選択もできるため、商品自体に大きな問題があるわけではない。見直すべきはその販売方法であり、回転売買を助長している手数料体系や株主としての関係
2024/06/21 リンク