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24年上期「映画興収TOP10」に感じる"先行き不安"
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24年上期「映画興収TOP10」に感じる"先行き不安"
一方、今年冬公開の米倉涼子主演『劇場版ドクターX』や木村拓哉主演『グランメゾン・パリ』を例として挙... 一方、今年冬公開の米倉涼子主演『劇場版ドクターX』や木村拓哉主演『グランメゾン・パリ』を例として挙げながら、世の中的な話題性の高い人気ドラマは、時代を経ても変わらぬ爆発的な興行力があることにも大高氏は言及した。 そして、映画のヒットを支える若い世代の生活の大部分を、SNSやネット利用が占めていることを踏まえ、大高氏は「テレビをはじめマスメディアに触れる若い人がどんどん減っているため、量産されてきたドラマの映画化や、漫画や小説原作のメディアミックスからの映画化という邦画実写の基盤の形が、これから大きく変わっていくかもしれない」と指摘する。 洋画の苦戦は続いている 洋画の時流は今年も変わっていない。TOP10に『ウィッシュ』(36億円)と『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(23.7億円)の2作が入っているが、前者はディズニー100周年記念作であり、後者はいま旬の世界的スターが出演するハリ