全日本プロレス協会創立と日本対在日米軍プロレスリング試合

全日本プロレス協会創立と日本対在日米軍プロレスリング試合 昭和29年１月、大阪に全日本プロレスリング協会が創立される。会長は松山庄次郎氏。所属選手として山口利夫、清美川梅之、戸田武雄、市川登、大坪清隆、門川、長沢日一の名前が書かれている。 （産業経済新聞大阪版、昭和29年１月30日付朝刊第４面、大阪府立中央図書館所蔵） 創立を記念して、「マナスル登山基金募集、日本対在日米軍プロレスリング試合」と銘打たれた興行が２月６日、７日の２日間、大阪府立体育会館で開催された。初日は8000人、２日目は10000人の大観衆を集めたと記録されている。 参加外人選手はヘンリー・ジョニー（ヘンリー・ジャニー）、ストラングラー・ジョニー、キラー・Ｍ・ユセフ、タイガー・ジャクソン、そして「在日米軍東南部王者」のブルドッグ・ブッチャーの５人。キラー・Ｍ・ユセフはのちに名レフェリーとして活躍するユセフ・トルコ。ストラ