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2006-09-25
不思議に光る氷が四方に迫り、戦争により終末が近い世界において、昔愛した少女を執拗に追う《私》……。 ... 不思議に光る氷が四方に迫り、戦争により終末が近い世界において、昔愛した少女を執拗に追う《私》……。 幻想的な情景が連発する長編で、夢オチの章も頻出するが、それを除いた部分だけでも、展開が極めてわけわからん。だが、少女を求め、しかしいざ会うと諍いになる《私》の想いが、直接間接問わず、読者の胸を締め付けてくる。色濃く漂う終末感、《氷》象徴的であるように、物語の質感はあくまで冷たく硬質なのも素晴らしい。男性によるストーカー小説と読めなくもないが、何せ作家が女性なので、思わず色々考え込んでしまう。 作品の整理整頓ぶり(と言うか幻想的シークエンスの少なさ)では『愛の渇き』、各情景の先鋭度では『ジュリアとバズーカ』の方が上のような気もするが、『氷』もなかなか素晴らしい作品で、アンナ・カヴァンがどのような作家を知ることはできるだろう。だいいち、世評では『氷』がカヴァンの最高傑作ということなので、私の読解
2006/09/26 リンク