野田選対発足式に小沢の姿なく

立憲民主党の代表選挙に出馬を表明している野田佳彦元首相の選対発足式がきょう5日、国会内であった。 野田支持を表明した小沢一郎の姿はなかった。名代として配下の衆院議員が出席したが、マスコミ特にカメラマンの期待は削がれた。 代表戦は野田優位で進んでいるとされる。選対発足式に集った面々を見ると豪華で多彩だ。自民党風に言えば派閥横断か。出席議員は約30名。 「推薦人の数を減らして代表戦出馬資格のハードルを下げるべし」と提言した若手議員まで出席していた。この党の面妖な姿を見る思いだった。 準決勝は野田が一位通過する可能性が高いが、数合わせしだいでは伏兵が決勝戦を制することも十分ありうる。 今秋にも実施されそうな総選挙で、立憲の国会議員136人は、自身の当落がかかる。選挙の顔となる候補に議員票が集まればドンデン返しも夢物語ではなくなる。（文中敬称略）