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『六月生まれのスクールアイドル』 - こづかい三万円の日々
六月に生まれた二人のスクールアイドルのことを思って書きました。 『六月生まれのスクールアイドル』 ■... 六月に生まれた二人のスクールアイドルのことを思って書きました。 『六月生まれのスクールアイドル』 ■六月九日 理事長室の扉を開いたとき、鞠莉は机に座って窓の外を眺めていた。 手元には何かの資料らしき紙の束があった。右の手でその開いたページを押さえて、鞠莉は遠くを見ている。 「いやな季節ね」 こちらを見ないで鞠莉は言った。 「空と海の境がわからないの」 まだ梅雨は始まっていない。空は果なく続く灰色の雲に覆われていた。今夜は降るかもしれない。 「来週の、この」 私は手元のオフホワイトの封筒を振って、 「ご招待は残念ながら受けられませんわ」 鞠莉は黙っていた。 指が少しだけ動いて、資料の紙がかさりとこすれた。 ぐるん、と椅子を派手に回して鞠莉はこちらに向き直る。 「ちょっと見てよー、ダイヤ」 急激にオーバーになる身振り。高くなる声。 「これさー、今日会社の人が持ってきたの。まったくオオギョウな」
2017/07/11 リンク