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大杉栄・伊藤野枝訳ファーブル『科学の不思議』一九「本」 - 日本語練習虫
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大杉栄・伊藤野枝訳ファーブル『科学の不思議』一九「本」 - 日本語練習虫
『それで、紙は何で出来るか分りましたが、今度は、どうして本を造るのか、それを知りたいものですね。... 『それで、紙は何で出来るか分りましたが、今度は、どうして本を造るのか、それを知りたいものですね。』とジユウルが云ひました。 『僕は一日中でもお話を聞きます。お話ときたら僕、独楽も兵隊も皆んな忘れて了ふんです。』とエミルが合槌を打ちました。 『本を造るには二重の仕事が要る。先づ考へて物を書く仕事、それからそれを印刷する仕事だ。何か考へてそれをそのまゝ書き取ると云ふ事は、実に骨の折れる仕事だ。脳を動かす仕事は、肉体の労働よりも余計早く体力を消耗する。と云ふのは、我々は自分の出来るだけの力を吾々の魂である、此の仕事に捧げるからだ。これでお前たちは、お前たちの将来を心配して、お前たちが自分で考へる事の出来るやうに、そしてお前たちを情けない無智から救うために、いろいろと考へたり書いたりしてくれる人々に、十分感謝しなければならないと云ふ事が分かるだらう。』 『心に思ふまゝの事を書き取つて本を作るには、