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日本人で良かったけど、良くなかったこと
終戦の年に産まれた両親に育てられた。 小学生だった私は、ジブリを見て、はだしのゲンを読んで、夏休み... 終戦の年に産まれた両親に育てられた。 小学生だった私は、ジブリを見て、はだしのゲンを読んで、夏休みには戦争に関する課題図書を読む。 りぼんをたまに読む。 ナウシカの原作本に感銘を受ける。 ナイトライダーなどのアメリカのドラマを見て文明の差を感じる。 裕福ではないけど、生活はできる。 母親はちょっと意識高い系で、父親はだらしない。 親と戦争の話をしたことはない。 終戦の年に産まれた親は、戦争について本当になんにもなかったんだと思う。 それが、混乱期の中で両親が受けた教育だったのだろう。 団塊の世代よりは少し上で、田舎出身者で、なんの思想もなかった。 日本政府が提供する教育を素直に受けた私。 戦争はいやなことひどいことつらいこと。 アメリカはかっこいい。 小学生の私は、戦争は日本が悪いと感じて、それはいまでもずっと私の中にある。 他の国に迷惑をかけた、負けたけど許してもらった。 日本が勝ってい