エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
第7回 ハングルの「ハン」とは何か|「歴史言語学が解き明かす韓国語の謎」辻野裕紀
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
第7回 ハングルの「ハン」とは何か|「歴史言語学が解き明かす韓国語の謎」辻野裕紀
Q:한글《ハングル》とはもともと「偉大なる文字」という意味だと聞きましたが、なぜ「한」が「偉大なる... Q:한글《ハングル》とはもともと「偉大なる文字」という意味だと聞きましたが、なぜ「한」が「偉大なる」という意味になるのでしょうか。 A:たしかに韓日辞典などを引いても、하다という見出し語に「偉大だ」という意味は載っていませんよね。実はこれは現代語ではなく、中世語のhataという形容詞に由来するものです(注1)。中世語のhataには많다《多い》と크다《大きい》という2つの意味がありました(注2)。そして、크다のほうの意味がいささか大仰に訳されて、「偉大なる文字」、「大いなる文字」などといった日本語訳が定着したわけです。一方で、「한」は대한제국《大韓帝国》(注3)の「한」から来たとする、別の有力な説もあって、衆目の一致を見ていません。また、語源は措くとしても、共和国(北朝鮮)では、「한」が「韓」に通ずるということで、우리 글《我々の文字》、조선글자《朝鮮文字》などと称されているようです。 한글