ラグビーワールドカップ2023フランス大会を振り返る: 趣味的偏屈アート雑誌風同人誌

ラグビーワールドカップ2023フランス大会は、南アフリカの優勝で幕を閉じた。 南アフリカは予選プールではアイルランドに一敗したものの、決勝トーナメントに入るとフォワードによる安定したスクラムを武器に際どい試合をしぶとく勝ち抜いた。準々決勝はフランスに29-28、準決勝はイングランドに16-15で競り勝ち、決勝戦でも12-11でニュージーランドを退けた。トーナメントの三試合をすべて一点差で制したのは、ラグビーワールドカップ史上初めてのことだ。 しかしながらこんな接戦が続いたにも関わらず、手に汗握る迫真のゲーム観戦を楽しめなかったのはなぜだろう。ＴＶで見ていても思わず「やったー」と手を叩きながら声を張り上げたことは一度もなかったし、足に力が入って家具の位置を移動させてしまい家人から冷たい目で見られることもなかった。四年前の日本大会は同じくＴＶで観戦していたのに興奮し通しだったのだが、今年のフラ

[v-y-kawaguchi]

ラグビー好きが今年のW杯になぜか熱狂できなかったもどかしさ。現代ラグビーの複雑化するルールを具体的に解説していて納得。