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路上のパラソルからビッグ・ピクチャーへ──タクティカル・アーバニズムによる都市の新たなビジョンとは?
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路上のパラソルからビッグ・ピクチャーへ ──タクティカル・アーバニズムによる都市の新たなビジョンとは... 路上のパラソルからビッグ・ピクチャーへ ──タクティカル・アーバニズムによる都市の新たなビジョンとは? ストラテジック(戦略的)からタクティカル(戦術的)なプランニングへ 太田浩史──今日は、言葉の定義や背景があいまいなまま拡散されつつある「タクティカル・アーバニズム」の本来の用法やその都市論的な意義について、中島直人さんと一緒に考えてみたいと思います。この言葉はニューヨークをベースとする都市計画家マイク・ライドンが2010年頃から使っていたものですが、まずはこの言葉を構成している2つの語について整理しておきましょう。 まず「タクティカル(戦術的)」という語は、これまでのストラテジック(戦略的)なプランニングに対するものとして名付けられています。長期的・全体的な都市計画ではなく、都市への小さなスケールの介入がより効果的であるという考え方です。それから、「アーバニズム」についてです。アメリカ