絶好調のWBC2番打者・近藤健介 恩師は「栗山監督だから育った」：朝日新聞デジタル

「代役」のはずだった打者が、日本代表に欠かせない存在となっている。 近藤健介（福岡ソフトバンクホークス）。ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で、日本代表「侍ジャパン」の2番右翼手として先発出場を続けている。 1番ヌートバー（カージナルス）と3番大谷翔平（エンゼルス）の間をつなぐ大役で、打率4割6分7厘。出塁率6割は1次ラウンド全4試合に出場した日本選手の中でトップを記録している。 日本の外野手は当初、大リーガーのヌートバー、吉田正尚（レッドソックス）、鈴木誠也（カブス）の3人が主力になるとみられていた。だが、鈴木が球団のキャンプ中に脇腹を故障した。WBCには間に合わなかった。 鈴木の主戦場である右翼手を託されたのが近藤だった。栗山英樹監督が、絶大な信頼を置く選手の1人だ。 「僕、こんちゃん（近藤）と同期入団というか、（日本ハムの）監督になったときにずっと一緒に戦ってきた。彼の出塁