ポスト黒田人事が本格化、雨宮氏なら路線継承・中曽氏は副作用配慮か

来年４月の黒田東彦日本銀行総裁の任期満了まで半年を切り、後任人事が本格化する。新総裁が２％の物価安定目標の実現を託されるのは確実だが、黒田体制で10年近く続く大規模な金融緩和の弊害も目立ち始めており、誰がなっても難しい金融政策運営に直面するのは避けられない。 ブルームバーグの調査によると、日銀ウオッチャーは次期総裁の有力候補に雨宮正佳副総裁と前副総裁である中曽宏大和総研理事長の日銀生え抜きの２人を挙げている。ポスト黒田の新体制は、金融政策の正常化を含めて実務的にも困難な対応を迫られるとみられているからだ。 黒田総裁の在任期間は140年の日銀史上で最長だが、残される課題も前例のない大きさとなる。大規模緩和は日銀のバランスシートを膨張させ、保有する国債だけでも日本の経済規模に匹敵する。ほぼ金利のない世界が常態化し、マイナス金利政策とイールドカーブコントロール（長短金利操作、ＹＣＣ）政策を続ける

[wxitizi]

まあ雨宮氏でしょ。ずっと候補と言われた伊藤隆敏氏もここから５年はしんどいし。黒田体制での副総裁にでも入ってくれたらよかったんだけど。浅川、中尾の両氏が副総裁としてでも執行部に入ったらまた日本は暗黒だね

[howlingpot]

雨宮＝路線継承は眉唾。日銀出身者が国民経済(真の購買力)を犠牲とした天下り先への便宜供与(”副作用”の除去)の誘惑に抗うとも思えない。間もなく訪れる世界不況と円高進行への対応より業界益の去就しか頭にない。

[lli]

政府の仕事が十分でなかったし、おそらく今後も同様なのを踏まえるとどうかな。購買力の温存を視野に中曽さんが選ばれる可能性は十分あると思う。

[equilibrista]

#大門実紀史日銀総裁待望論