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RESEARCH 飢えからからだを守る脳の神経回路
1.飢えという危機を生き延びるために 恒温動物であるほ乳類は、寒冷環境では体温を維持するために、首の... 1.飢えという危機を生き延びるために 恒温動物であるほ乳類は、寒冷環境では体温を維持するために、首の周りなどにある褐色脂肪組織という特殊な組織で熱をつくる。環境温度の低下を皮膚にある温度センサーが感知すると、その情報を受けた脳が褐色脂肪組織に熱を産生するよう指令を出すのだ。ラットやマウスなどのげっ歯類では、この熱産生が体温の維持に重要な役割を果たす。ヒトの場合、肥満傾向のある成人は褐色脂肪組織の活性が低いという報告があり、その関係が注目されている。 ほ乳類は飢餓に陥るとからだの代謝を減らしエネルギーを温存しようとする。エネルギーを消費しないよう熱産生を抑制するのである。一方で、積極的に食物を探し、摂食することで生命活動に必要なエネルギー源を得ようとする。こうした「飢餓反応」は、生きものが飢餓という危機を生き延びるために備えもつ反応であり、脳のはたらきによって生み出される(図1)。 2.空腹